磯田園Blog

三河湾にも新海苔の季節到来。

12月となり、愛知県三河湾も新海苔のシーズン到来です。

愛知県の海苔産地、知多半島鬼崎漁港にある海苔加工場へ

今年の海苔の状況を教えていただきに行ってきました。

初めて収穫後の加工場にお伺いしましたが、磯の潮風と海苔の香りが優しく、ちょっとリラックスという気持ちになるのが不思議な感覚でした。

以前に、海苔の胞子を貝へ種付け作業や舟で養殖場を見学したことはあったのですが、

海の偉大さを感じるのとは違い、加工場では海の恵みを感じることが出来ました。

 

 加工場では、船からトラックに移した生海苔を加工場で下ろして、様々な機械で異物を取り除き、板海苔1枚の形に漉(す)いた後、乾燥・異物の金属検査・重さ・色艶の検査を専用の機械で選別します。その後、海苔問屋さんが参加する入札販売会に出されます。

 実は、三河の海苔は品質が良いことは業界では有名です。ですから、コンビニのおにぎりには予算が合わず使われること等がなく、全国産地としての知名度はいま一つですが、業界や通の方に認められている品質なのです。

 今年は今のところ豊漁で品質も良いそうです。

来年1月から収穫する胞子を付けた網を冷凍し、気温が下がる時期に網を海に入れて育てる<冷凍網の海苔>と呼ばれる海苔の出来映えも楽しみです。

鬼崎漁港での新海苔の加工風景
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