「大切な人に差し上げたい、良いお茶」として、つくりました。
お客様からの「大切な人に、一番いいお茶を差し上げたい」というご相談がきっかけです。

まずは、一般の方が思われる「いいお茶」とは、を確認することから始めました。
理由は、玉露を除き、「いいお茶」＝「高級煎茶」の一般的イメージが固定観念としてあるからです。

高級煎茶の一般的なイメージは、名産地（代表は、宇治）、名人茶師（茶師十段など）、シングルオリジン（ブレンドしない単一種）であり、茶葉形状は、細く尖り繊細です。そして、水色は香りの良さを感じさせる黄緑色です。

しかし、磯田園では、深蒸し茶を中心に生産・販売者としてお客様と接する中で、一般のお客様にとっての美味しいお茶の味や香りは、秀でた特長のある単品のお茶よりも、数種類の原料茶が、互いの特長を高めあう「合組」（ブレンド）によって生まれることを、長年の経験から知りました。
ですから、磯田園のいいお茶は、「最高のハーモニー（合組）」として作ることにしました。

茶葉の形状が美しく、新芽の自然な香り、上品な甘みとうまみ、奥深い後味の伝統高級煎茶。
このお茶をつくるための試行錯誤は、一年以上を費やしました。

品種は、十種類以上の品種から、高級煎茶に使用される「やぶきた」としました。
産地は、産地名にこだわらず全国各地から落札した高品質のお茶を厳選。

結果的には、三種の製法の原料茶を、絶妙の割合で合組（ブレンド）することで、最高のハーモニーを生むことが出来ました。

高級普通蒸し煎茶は、爽やかな新芽の香りで芳醇なうまみを宿します。
若芽の蒸し製玉緑茶は、勾玉形状となり、サッパリとした香味が特徴。
自園浅蒸し茶は、一芯三葉の新芽を浅蒸しにより、新芽の香りが生きています。

これら三種類のお茶が、形、味、香り、色として華やぐ煎茶に仕上げました。
故に、商品名は「崋」（はなやぎ）です。

自信を持って、「大切なひとに差し上げていただける良いお茶」です。

お求めはオンラインショップにて